1-1 フリーランスになるのに必要なのは、仕事、案件、スキルよりもマインドセット

この記事で提供するノウハウ&アドバイス

フリーランスになるにはどうしたらいいのか?と悩んでいるあなたへ

 

「自由な時間で自由な仕事がしたい」

「会社、辞めたい」

 だから、フリーランスになりたいと思いながら、

「どうすればなれるのか」

「フリーランスでやっていけるだろうか」

「稼げるかしら」

 と悩んでいる人がたくさんいます。

 

 そして、今、この記事を読んでいるあなたもそんな思いや不安を抱いているひとりではありませんか。たぶん、その思いや不安を解消するために「フリーランスになるには?」と検索していることでしょう。そして、フリーランスになる前に準備すべきことについて書かれた記事がヒットしたと思います。例えば、「貯金」「スキルを身につける」「クレジットカードを作る」「住宅ローンを組んでおく」「開業届を提出する」「業務用の銀行口座を作る」「健康保険・年金関係の手続き」「確定申告の準備」など・・そういいった記事です。

 

確かにそれらの記事は役にたつでしょう。でも、クレジットカードを作ればフリーランスになれるという訳ではありません。会社員を辞めるとカードが作りづらくなるので先に作っておけというお話です。だから、カードは作れるうちに作っておきましょう。でも、それは枝葉に例えると葉の部分の情報です。本当に知るべき情報は枝や幹にあたる部分の情報です。本当にフリーランスになりたいのなら、もっと知るべきこと、考えるべきことがあります。この記事ではそれについて紹介します。

 

「フリーランスになるには?」とぼんやり考えているだけでは時間の無駄です。この記事を読むことでフリーランスに必要なマインドセットがわかります。正しいマインドセットにより、あなたが勇気を持って一歩前進できれば幸いです。

 

フリーランスになることについて理解を深める

 

実は、フリーランスを始めることは簡単です。「会社やめました。フリーランスになります」と宣言すればいいのです。もちろん、開業届などいろいろな手続きはありますが、そういうことはググればすぐに答えは見つかります。大変なのはフリーランスを始めたあとにやってきます。ひとつはフリーランスとしてどうやって「稼ぐ」か。もうひとつはフリーランスをいかにして「続ける」か。この「稼ぐ」と「続ける」をきちんと理解する必要があります。

 

まず、フリーランスとは、会社員を辞めて「ひとりで働く」という状態のことです。その状態を、いかに続けるか。そして、その状態を、いかに自分の理想どおりに実現するか。その2点がとても大切です。例えば、フリーランスになったはいいけれど、労働時間が会社員時代よりも増え、理想としていたワークスタイルとはほど遠いというボヤキはフリーランスによくある話です。

 

でも、「フリーランスになれるだろうか」と悩んでいる人はそんな先のことまで考えていません。目の前の「フリーランスの始め方」ばかりに注目しがちです。もちろん、それも大切なことです。でも、目の前のことばかりにとらわれている人は、つまずいたり息切れして消えていく可能性があります。

 

フリーランスを長く続けるために

 

フリーランスをめざすなら、始め方だけでなく稼ぎ方や続け方まで視野にいれて準備することが大切です。目先のことだけでなく、中・長期的なビジョンを持つことで、息長くフリーランスを続けていくことをめざしましよう。

 

僕がフリーランスになったのは1980年代のことです。そして、この本を書いたのが2023年。途中で法人格を持ち、ひとり起業家になりましたが、ひとりで働くというフリーランス・スタイルの状態を35年以上続けています。

 

フリーランスであり続けるということは、例えば、バブル経済の崩壊、リーマンショック、新型コロナのような大きな経済危機に遭遇しても、生き抜いて続けていくということです。だからこそ、フリーランスをめざす最初の時点で、始め方だけでなく稼ぎ方や続け方まで視野にいれて準備し、変化に対応していくことをおすすめします。

 

AI時代、フリーランスに求められるのは?

 

最近、登場したChatGPTのようなAI技術はフリーランスに大きな影響を及ぼしそうです。例えば、ライターのような仕事は、将来、AI技術にとって変わられる可能性があります。これはライティングに限ったことではなく、2045年にはシンギュラリティが起こり、人間の多くの仕事がAIにとって変わられ消滅するとも言われています。この本を書いているのが2023年です。シンギュラリティまで20年と少し。今、20代でフリーランスになった人は40代くらいでシンギュラリティを迎えることになります。それまでにAI技術に負けない、人間のフリーランスならではのワークスタイルを目指す必要があります。

 

多様化するフリーランスの始め方

 

僕がフリーランスになった1980年代は、まだ、終身雇用制度の時代で、20代で会社を辞めてフリーランスになる人はほとんどいませんでした。しかし、この10年ほどで流れは大きく変わりました。企業に入社した若い人が会社を辞めてフリーランスになるケースが増えています。以前なら考えられなかったことです。背景として終身雇用制度の崩壊などが考えられます。

 

以前、例えば昭和の時代、フリーランスになるのはデザイナーやカメラマンなどスキルを身につけた人がほとんどでしたが、最近は、一般職や総合職のサラリーマンがフリーランスをめざすケースが増えています。そのため、スキルのある人がフリーランスになるのか、スキルを持っていない人がフリーランスをめざすのか、それによりフリーランスの始め方は大きく変わってきます。そういった状況を踏まえて自分にあったフリーランスの始め方を見つけて実行する必要があります。

 

フリーランスをめざす、あなたのスタートラインについて

 

フリーランスをめざす人が、最初に行うべきことは、自分の状況に合った最適なプロセスの理解です。別の言い方をすると自分のスタートラインの確認です。あなたが立っているのはマラソンのスタートラインか、短距離走のスタートラインか、あるいは障害物競走のスタートラインか、それを正しく理解することです。それを理解することで自分が参加する競技(プロセス)は何か、何をすべきかなどが明確になります。すべてが明確になれば、遠回りすることなくフリーランスになるという目標にむかって最短コースでダッシュすることができます。

まとめ

  • 本当にフリーランスになりたいのなら、もっと知るべきこと、考えるべきことがある
  • フリーランスの始め方と同じくらい稼ぎ方、続け方について理解する
  • 大きな経済危機に遭遇しても、生き抜けるフリーランスを目指す
  • AI技術に負けない、人間のフリーランスならではのワークスタイルを目指す
  • スキルのある人がフリーランスになるのか、スキルを持っていない人がフリーランスをめざすのか、それによりフリーランスの始め方は大きく変わる
  • 自分に最適なフリーランスのスタートラインに立つ

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